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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

こういう事ありませんか?

例えば知人にメールしたいんだけど、あの件が片付いたら報告がてらにしようかなとか、そういった感じの。ええ。あの取締りが息止めそうでしぶといのでなかなかメールできないんですよ。ていうかこんな良い天気になに言ってるんでしょうね。

と言うわけで過度期を迎えて仕事もさることながら周りが落ち着かないというかでもう文字書けてないです。。早く黄金さんたちを日本へ旅行に引っ張り出したいんですががが!

6月にはパラ銀あるよね!また本つくりたいなーと思って見積りしてみました。とりあえずちょー早割で算出してみたところ、入稿が5/18ってすぐじゃん。GWに賭けるしかない!だなー。GW次第だなー…。だなー…だなー…

なんてのんきな事言ってますが、日本海はさんで無効が何やら物騒ですし、国民保護サイレン怖いしでちょっとそわそわしてます。でもあれなんですよ、多分自分しなないとおもうんです。死ぬ気がしないんですよね。かなり昔に、土石流みたいなのに呑み込まれそうになった瞬間、瓦礫の山の頂上で仁王立ちしていた自分、って夢見てからそんな気がしてます。漠然とですけど。

 

書きたいですよねー書きたい。うむ。

と言うわけでだだっと打ち。ストレス発散!女神の祝福の続き?続きなのか?

 

***

 この春の初めの女神アテナの神託は、果たして地上の代行・教皇により黄道十二の宮主に勅命として下されたのだった。教皇曰く「人の営みを身近に見、聞き、触れて、神代に人に与え下された青銅の世を行末永く守る事、改めて己の魂に刻む故としようよ」と。

「もっともらしい事言ってたけどよ、よくまぁ飲んだなあの教皇様が」
「有無を言わせぬ程の女神のご様子だったと聞く」
「……なんだろうな?」

 教皇宮より丘を下りる足を止め、ふと首を傾げた十二番目の宮主に、馴染みの二人も立ち止まった。ふわり。金の髪が肩から溢れ、春の陽が透けるようで見ている二人はすと、目を細めた。「何がよ?」「気になることが?」と口々に問われた双魚宮の主は「……いや」とひと言。もしや我らに言えぬ事、しかし女神に火急のお悩み事があり、などといった事でなければ良いが、と呟いた。

「それ程に御主女神の御気色は麗しからずであったのか」
「サガが。彼の面持ちが気になって。……神託には立ち会っているのだろう?」
「考えすぎじゃねーの?」

 さらりとそう言うのは四番目、巨蟹宮の主である。

「だって同じく立ち会ってる筈のアイオロスはいつもと変わらず飄々としてたしよ」
「……アイオロスは何が起ころうとも動じぬ者。それが女神の標と言われる故だ」
「叡智の女神にとり、問答の両輪よと慈しまれる彼だ。繊細さとは思考を司る彼の資質だ」

 ぎっ、と二人に睨まれた。巨蟹宮の主はまたはじまったと呆れ半分に肩をすくめる。この二人、磨羯宮と双魚宮の主はそれぞれに聖域の象徴である年上の同僚に随分と心酔だ。それは今に始まった事ではなく聖戦前からであり、聖戦後は隠す必要がなくなったという事なのだろう。聖戦が終わり女神の神格遍く世は泰平なりか、と巨蟹宮の主は見つからぬように苦く笑った。

 

***

 

2016年のまとめ

大掃除してて念願の洗濯機置き場の拭き掃除をしていたら足の小指を強打したのでしばらく休憩することにしました。久し振りに痛いです骨は大丈夫。

 

このブログを覗いてくださっている方ならお分かりかと思いますが私の勤める会社はブラックです。って何度も言ってますね。昨日だか某有名広告代理店の社長が引責辞任との事、きっとうちの上層部も本腰入れて業務環境を考えてくれることでしょう。全く追い詰められないとしないんですから人間って弱いものです(偉そう)。まあ他にも色々ありましたが2017年は業務内容や組織も含めとうとう大きく変わりそうです会社。不安がないわけではありませんが頑張ります押忍。

今年はいろいろありましたねー。ちょっと纏めてみます。

①6月のイベントで羊師弟推しの皆様とお会いできた!

 どきどきしつつの一般参加でした!お初顔合わせできてうれしい一日!この日は星矢展にも行って、チベット料理のお店でごはん。人生初のバター茶にすっかり魅了されて今年は結構このお店に通った気がします。ここでアンソロのお話が具体化したんですよね!ここから10月の入稿日までほんとどっきどきでした!参加していくださった皆様、お手に取ってくださった皆様、改めましてありがとうございます!

②大変だった

 仕事ですが今回は何時になく進行が遅れに遅れ、それから企画が倒れに倒れ。出来に満足してるかというとまだまだというか、路線間違えたけど変更できなくてこのまま突っ走った感が否めない感じできたが勉強になりました。主に弱点を知ることができたって点では。来年は挽回したいです。ほんと不完全で終わらせるのはもうやだよね…はぁ…。

③開眼した

 兎虎。いいですね兎虎。タイガー&バニーですよ。これね、初めはちょっとした偏見がありましてね。キャラクタデザインの桂さんって方の作品、意味わからん女子の臀部カットが多くてですね。いやおっぱいも素っ裸もそれなりに流れがあればエロでもグロでも読めるんですが氏の作品って突然尻のコマがでてきませんか?パンツは履いてますけど。あくまで主観なんで怒らないでほしいんですけど…ストーリーがあれば気にならないんですよ。でも突然来られると基本的に尻→うんこって価値観なんでコマみた瞬間臭そうって思ってしまうんですよ…はい私だけだろうなとは思いますが。ほら、バブルの時代のノーパンしゃぶしゃぶってあったでしょう?行ったことはありませんがあれって「うんこ出る部位眺めながらどうしてメシ食えるんだよ」って思ってました今でも思います。

話がそれた気がしますので戻りますが、なんで、突拍子のない臀部のコマに狼狽える属性の私は苦手だったんですよね氏の作品。なのでタイバニもそーっと避けてたんです。それがなぜ。自分でもわかりませんが兎虎、いいですね兎虎。虎兎も好きですがちょっと作品が少なめかな?と思いつつ。今年は良い兎虎・虎兎を拝読させていただきました。ってここまで言いつつ掘り下げてみたいキャラはと問われるとルナせんせいでしかね。あの孤独な彼に注目したいところですが孤独すぎてカップリングが思いつきません。

④回収した

 ゲームです。FF11の未回収ミッションをやっつけてますが今年で終わりませんでしたね…二年越し。ていうかまだ大きいミッション2つ残ってるしこ三年越しとかになりそうです。ご一緒してくれているゲーム界のある意味大御所がどうせならニコ生そようぜって言い出しましてたまにニコ生に出演しております。声のみ。とりあえずこのお正月に世界耳げっちゅしてプロマシア終えたいが、その前にそれ相応の装備とれよってところからかもしれない…くそう○○ない奴はPTくるな!は健在か…。

 

明日は夕方に実家へ飛び立つのですが、時間があたら2017年にしたいこともまとめておきたいところ。休み入って夕方寝る→朝方起きる→二度寝が癖になりそうでこわい。

さて掃除の続きを。

 

合間に年末年始小話も進行中ですが、書き切れるのか不安…今年はアンソロ発行に夢中になっていて、というかオフ初ということでそちらに心が集中していて余裕がなくてpixivにあまり上げられなかったのがちょっと心残り…尻たたきがてら冒頭をフライングしてみます。

 

***

 当代の御主である女神がその身を養いし東の島国には「師走」等という言葉があるそうだと、教皇シオンは数時間を持ち続けたペンをやっと手から放しつつ、ふと思った。年の〆に経を唱えるため師すらあちこちを走るほどの忙しい季節、が由来と聞くが、成程よく言ったものである。するり、衣擦れの音も厳かに席を立った。
 教皇シオンが本日最後の書類を書き終えサインを記したのが空が白く明ける時刻。これから一度己の奥の間へ戻り湯を浴び身支度を整えたなら朝の拝礼だ。数日の不眠は聖闘士の身にさして堪える訳でもないし、教皇という座に就いてから250余年の年月に、精進潔斎・不眠不休の祭事等をこなしてきたのだから、この程度はどうということもないのだが。本日は謁見が3件、夕になる前には済ませる事が出来るだろうか。

 さて、ここ聖域は古くから綿々と続くギリシア神信仰の中心地だ。数多いギリシャの神々の中でもオリュンポス十二神のひと柱である女神アテナは、その慈愛と格式に今尚絶大な信仰を集めている。近隣の者は日々の参拝と慎ましやかな捧げ物で帰依を表し、遠くの者は年に一度こうした節目に供物と称して品々を女神アテナへ献上する。その節目は神代であれば春分の時期、現在では年末と言われるこの時期なのである。

「昨日までの参拝の一行は無事帰路についただろうか」
「品々は後に御主女神の拝謁に及ぶ。くれぐれも粗相のないように」

 忙しく立ち働くのは聖域の黄道12宮の宮主達だ。特に三役と呼ばれ教皇シオンの補佐の位置にある双子座・射手座は、早朝より参拝に訪れた者達への配慮や供物の整理、書類の処理にと教皇シオンと共にここ数日を女神の言う所の「師走」らしく過ごしている。更には本日の登庁の番である宮主、忙しさを聞きつけやってきた宮主が略式の法衣を纏い仕事に従事しているから、常より人の多い教皇宮の朝であった。

「……なあカミュ
「なんだミロ」

 いつもの登庁の時刻より早く出仕していた十一番目の宮主は己の名を呼ばれふと顔を上げた。きらきらしい金の髪をして書類を片手に首を傾げているのは、忙しそうな幼馴染を見かねて自ら手伝いに来た八番目の宮主だ。「何?」と先を促され「これ何て書いてあるんだかわかるか?」と問うてくる。お前がギリシャ語を私に聞くのかと思わず幼馴染に笑みがこぼれた。

「いや…これ。ギリシャ語なのだろうか?」

 ぴら、と書類を見せられた。手を伸ばしそれを受け取って暫く。赤い貴石の髪を持つ宮主は秀麗な目をすと細め指し示された一行を見て「……確かにわからん」と言った。サインを見るまでも無い。この筆跡は教皇シオンの物である。
 教皇自らの書類。なんとも珍しい事ではある。冥界やら海界への親書等は外交儀礼に則り教皇シオンが記す事もあるが、聖域内部に回る書類は大抵は三役の起票に教皇シオンのサインが入るのみ、が常なのだ。

 

***

師走2016

師走ですねー…昨日は2時でした。色々寝る準備とかして3時。寝付くのに30分はかかるので5時半起きなんで、三時間ですけどここ数日寝不足がぐるっと巡って何だか体調はいい感じです。心地よい疲労感っていうか。あ、仕事は終わってません()

というわけで明日二週間ぶりの休みです。ええ、まあそこそこブラックなんですよ勤めてる会社ね。ほんとここ数日酒のみてーって言ってました会社で。平日はなーやっぱ次の日休みじゃないと。

で、飲むとうたいたくなりませんか?オヤジ属なんで特に。最近の歌はしらないので懐メロですね80年代とか90年代とか。

 

羊師弟で本を作りましてすっかり面白さに魅了されております。いやあ楽しかった楽しいですね!というわけで色々企んでおりまして、星矢は勿論なんですけど、ちょっと某刑事でも作ってみたいなあ…。実は書きかけがちらほらあって、完成させるのもいいなとか、いや完全大人仕様のRもの書き下ろすか…などなど考えております。

羊師弟のもわさわさとネタは出てきていて、誕生日小話にするか、いや6月に向けてなんか作るか…などなどこちらもわくわくしていて、しばらく本作りに夢中かもです。もちろんピクにもUPしたいので、とりあえず某刑事のお正月SSがあったはずなので近々公開したいです。

 

というわけで。

いつかのお話の破片をこそっと。

属に言う「ナマモノ」ってやつで、裏の裏においてたものです。

 

 

***

 

「彼とだったら」

いけるよ俺は。と冗談めかして言うと

呑みの席からひやかしの声がしてその場を笑う。

 

他意はなかった。

大体俺は数年前に死んだあの男とは大した面識は無い。

しかしかといって、興味本位と憶測でその男を語るなどしたくは無かった。

 

 

 

言葉少なく残し、自ら命を絶った男…。

 

 

 

他人の大切なものなど他人がわかるわけはない。

死を選ぶほど守りたかったものがあったなら

そして守りきったなら

本望なのだと信じてやることしか出来ないだろう。

自分を切り売りするかのような生き方を

選んだのもまた、自分自身なのだ。

 

周囲のひやかしを受け、笑いに紛れて話は流れる。

それでいいとふと目を上げて

彼が俺をみていた事に気が付いた。

視線を合わせ、そらさない。

何かを言いたげなその目に俺は頷いた。

 

 

 

 

 

 

彼は多分、ずっと前から傷付いていたのだろう。

その喪失に。

だから今夜、彼は俺に手を伸ばしたのだ。

その喪失が最後まで

求めたものが何なのか知る為に。

 

細いその身に腕をからませた。

激痛に逃げる身体を自ら無理に留めようとして涙が落ちた。

決して口付けない唇を思わず噛み切るその血を追った。

不慣れな俺たちの情事のきっかけは

とてもあたたかいとは言い難い夜に訪れたのだ。

 

「他人になにが分かる?」

…いや、分からなくていいんだよ。

 

最後にあった時、あの人がそう言っていたと

微かに笑って、そう言ったと呟く咽喉を甘咬み

天性の役者が見せた一瞬の素顔に

今後数十年、惹かれ続ける事を思った。

 

***

 

冒頭の彼の部分、公開時は柴/田/君だったやつです。

将来を期待されていた最中に自ら命を絶ったある俳優さんの何回忌かの時のSSでした。

寒くなりました

まず本が無事届きました!例の、そろりそろり進行していたアンロソです!これですこれ!

www.pixiv.net

わーーーいいいい!!!(*´Д`*)うれしいよーん!!!色々細かいところ見つけてましてどうしようかなとか思ってますが。

ていうか自分の作品でミス見つけてますけどもうほんとごめんなさいなんだけどやりきったっていう達成感すごいです!!!

ミスはですね、最後の最後で自ら赤字入れてたところが更新されてなかったっていうあれです。原因はわかってる。クラウドイラレCCって頻繁に落ちるんですよ。で、落ちた時に元のデータの他に自動的に2分間に一度保存されているデータも出来上がってるんですけど、なんていうか、落ちたんでしょうねそこを直した時に。そしてそれがですね2分のエアポケットに消えてったんですね多分。

いやこれ最後に確認したはずでやっぱり己のミスなんですよね…うわあすごいがっかり…でもクライマックスの場面じゃなくてよかった…

只今ちょこっとネタ的にカミュ師匠VSシオン師匠とか、シオンVS小僧とか浮かんでますので年末に向けて更新したいなあ。クリスマスSSいけるかな…あと年末年始小話…。

11/27はきっとビッグサイトにいます。そのあとのご飯も楽しみで!なだかんだプライベートとか趣味とか夢中になれるのって幸せですよね…シミジミ…

 

ものすっごい話は変わりますが、ここを見ていただいている方はお分かりかと思いますが私の職場はまあ、そこそこブラックです。ブラックのくくりでいいと思います。でね、気付けば今年もあとわずか…しかし12月の二週間、しぬんですよ。しにますね。繁忙期ってやつです。

ところで例の広告代理店の事件と同時期に私が勤める会社も動きがありまして、労基関連がものすごく厳しくなります。細かい事はかけないですけど未払いとかものすごいキャッシュが出ますよね。はじめからちゃんとやっとけって話なんですけど。で、ですね。どうなるかと言うと外注って話になるわけですよ。案件によって海外だったり国内だったりしますけど、解決って言えるのかちょっとわかりません。

ただこれだけは言える。はじめからちゃんとやっとけよです。ほんとこれ。

キャッシュも大変ですが、何よりこういうことになると社員の士気がさがるそうです。騙されてたんだなって思うじゃないですか。で、何で清算は一年しか、二年しかさかのぼらないの?ってなるじゃないですか。当然辞めていった人たちだっておいこらまてよってなるじゃないですか。これは強欲でもなんでもなく自然なことだと思います。

私は正直自分自身しかですね、背負ってないので(親に仕送りはしてますよ)そこらへんは無頓着でもらえればラッキー、これでこれからの労働環境が良くなればいいなーって思うくらいなんですけど。

まあ、やっぱりはじめからちゃんとやっとけよってことなんですよ。

とにかくこの冬をなんとか乗り切りたいです!

ひどいなって

ほんとひどいなって。読み返してみるとほんとひどい自分。正確悪っ?!前回のエントリの内容とかほんと心すさんでますよ…いけませんね…。

 

クラスタ様方に大いに触発されまして、もうひとつパラ銀までに作れないかなあ…と思い中。いきなり今日思い立ちました。無配いいなあ…。どこかに行くシオンムウ。どこがいいかなって温泉行きたいです。行きたいのは自分でした。

いやでも温泉いいなあ…何番煎じ?って感じですけど温泉…。うん。温泉。最近では会員制の超ラグジュアリーなラウンジで猊下なら洋装の正装も着こなしていただける!と盛り上がっておりました。それもいいかも。しかし。問題はどうやって聖域から引っ張り出すかですよ…悩む…

 

アンソロにオマケのSSくついてます。

それのちょびっとをストレス発散にのっけてみますん。実家に帰らせていただきますっ!と言って弟子が怒って出ていっちゃった小話…

 

***

 何が弟子を憤らせたものか。至って些細な出来事に飛び出してしまったが、いや、何かひとつの理由ではないのかも知れない。例えば弟子が後もう数日と見守っていた果実の酒を開けてしまったのが気にさわったのかも知れないし、脱いだ上着をそこらにぽんと置き去りにしている事、或いは何度言われても湯浴みの髪を滴らせて歩く己の師が憎らしかったという事もあるかも知れぬ。とにかく弟子は冒頭のように出て行ってしまったのだから仕様がない。
 私は今ではすっかり弟子の役割となっている濡れた髪の始末をして、それが済むと弟子が飛び出す前に用意した普段の衣服を纏い、いつの間にかきちんと定位置に畳まれた上着を羽織る。そして開けてしまった果実酒の瓶を懐に抱え、ゆるり白羊宮を出たのだった。
 全くあの気性の激しさは誰に似たものか。仲間内には冷静だの思考派だの無表情だのといった評価を貰っているようだが、全くもって間違いであるとこの師は常々思っている。それにしてもどういう台詞なのだろうな。実家に帰らせていただきますとは。
 戻らぬという者を待っていても仕様がない。そう結論付けゆるゆると十二宮の丘を上がっていると、珍しく滞在している昔馴染みの知己が己の宮の前庭にいて「シオンよ」とにやり。お主の養い子が怒り心頭といった風情で通っていきおったが、何があった?と問うてきた。
  「教皇さまが。横暴が過ぎて弟子に呆れられぬようにせよ」
  「詰まらぬ事。我等師弟は至って良好。要らぬ世話よ」
 つん、と言い返すがまだにやにやと笑んでいる小憎らしい知己には明日の酒を約束して宮を抜け暫く。通るたびにされる礼を軽くいなして十二番目の宮まで来ると、主が女神へ献上する白薔薇を摘んでいた。その様子を横目に己の宮に帰ると、夕にはまだ少し間がある時間だ。

 

***

あらためまして

sheepanthology2.hatenadiary.jp

羊師弟アンソロジー告知サイトです↑

 

いあああ…アンソロの入稿が24日に完了いたしました…。いやああああ楽しかった!でも大変でもあった!だって仕事みたいに「ちょっとこれ見てみて」ってダブルチェックやれないんだもん。自分ひとりなんだCKとか!当たり前なんだけど!一抹の不安がっ

小宇宙燃えた…そして灰になりました…。

近々見本などもサイトとpixivにアップ予定です。

 

しかし入稿したぞ!わあああいい!ってなんてたら会社のサイコパスが大暴れしてて神経減りました。このブログを見ていただいている方にはお分かりかと思いますが、私割と会社で戦っていてですね、戦いのネタは新事業推進VS旧体制なんですよね。私は前者でして賛同してくれる一部スタッフと自主的に動いてたんですよ。それが気に入らない旧体制のジョウムにものごっつい圧力を三年くらい受け続け2万5千円給料へらせれてね。それでもここでやめられねえわ!と思いやってきたわけです。

で、去年冬から風向き一変。今年の夏には全体朝礼の東京からの報告の大体に私とスタッフさんが絡んだ案件が入るようになってたんですよね。目立つというか。その頃にはジョウムは弱体してて。社長に圧力かけてたのがばれましてね。ちなみに社長は推進派。なので、このサイコ君がいまごろになってあいつらズルい不公平だとか言ってきても「なにあれ小物?」レベルなんですよ。ただ直接私に言ってこないのがせこいというか。

サイコパスのやり口まんまで同僚を責め立て自分の意を通そうとしてるんですよ。こいつの過去のやり口とかはここが穢れそうなんで書きませんが。スタッフ何人辞めさせてんだ。もう上層部みんな知ってるぞ。

まあ事務所中が「あほが大暴れ」としか思ってないのがカワイソウ。

そしてサイコパスに避けられる私。楽ですが複雑な気分です…

まあ、サイコパスには苦手みたいです。善悪での判断以前にお前の意見になど与しないわぼけと一蹴されるのが。 

こんなある意味(同僚にとって)大惨事になっている環境ですが年末繁忙期を迎えますけど年末年始小話はきちんと更新したい!今年はちゃんと!

 

いきてます

いきてます…

130P超の校了、不本意なところもありつつ終えましたこちらはお仕事の話です。そして只今着々(?)とアンソロをそろりそろり…すすめなくちゃ!がんばって!がんばってじぶん!!

で、忙しいとPCを落とすのも面倒で、そうすると立ち上げ時のパスワードを入力しなくなって、

何が言いたいかというと、パスワード忘れてPC使えなくなったってお話です。いや大丈夫ですよ当日に解決しましたもの!

超法規的方法にて…ああああああせった…。

 

一旦書き終えたのにR要素つぎこみ、余分を切り捨てしています。

オフ用って思うとほんと緊張するっていうか、慎重になりますね…

 

***

 冥界から帰還し、陽が戻った世界の空を見た。闇に慣れた目に染む程の、碧かった空だ。それを背にあの時もここに友と立った。人に無い二百五十余年の永き生の中でただ一度切り、御主女神より発せられた勅命へ声を荒げて強く拒絶の意を示したシオンと、そのシオンを支え共に冥界より帰還した友。童虎は瓦礫の積まれた埃舞う満身創痍の聖域復興の、始まりさえ知らぬまま女神の命に従いここを離れたのだった。
「…あの時はただただ、緊張の中であっただろう」
「そうか」
「終わらせてはならぬと。そればかり」
「…そうだな」
 あれから二百五十余年だ。
 復興の最後迄残る傷跡は、いつの時代も人の心の内よ。ぽつり呟かれた友の声を、教皇シオンは静かに聞いている。その様子を見ていた友がふと「ムウはどうだ」と問うてきた。

 

***