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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

ひどいなって

ほんとひどいなって。読み返してみるとほんとひどい自分。正確悪っ?!前回のエントリの内容とかほんと心すさんでますよ…いけませんね…。

 

クラスタ様方に大いに触発されまして、もうひとつパラ銀までに作れないかなあ…と思い中。いきなり今日思い立ちました。無配いいなあ…。どこかに行くシオンムウ。どこがいいかなって温泉行きたいです。行きたいのは自分でした。

いやでも温泉いいなあ…何番煎じ?って感じですけど温泉…。うん。温泉。最近では会員制の超ラグジュアリーなラウンジで猊下なら洋装の正装も着こなしていただける!と盛り上がっておりました。それもいいかも。しかし。問題はどうやって聖域から引っ張り出すかですよ…悩む…

 

アンソロにオマケのSSくついてます。

それのちょびっとをストレス発散にのっけてみますん。実家に帰らせていただきますっ!と言って弟子が怒って出ていっちゃった小話…

 

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 何が弟子を憤らせたものか。至って些細な出来事に飛び出してしまったが、いや、何かひとつの理由ではないのかも知れない。例えば弟子が後もう数日と見守っていた果実の酒を開けてしまったのが気にさわったのかも知れないし、脱いだ上着をそこらにぽんと置き去りにしている事、或いは何度言われても湯浴みの髪を滴らせて歩く己の師が憎らしかったという事もあるかも知れぬ。とにかく弟子は冒頭のように出て行ってしまったのだから仕様がない。
 私は今ではすっかり弟子の役割となっている濡れた髪の始末をして、それが済むと弟子が飛び出す前に用意した普段の衣服を纏い、いつの間にかきちんと定位置に畳まれた上着を羽織る。そして開けてしまった果実酒の瓶を懐に抱え、ゆるり白羊宮を出たのだった。
 全くあの気性の激しさは誰に似たものか。仲間内には冷静だの思考派だの無表情だのといった評価を貰っているようだが、全くもって間違いであるとこの師は常々思っている。それにしてもどういう台詞なのだろうな。実家に帰らせていただきますとは。
 戻らぬという者を待っていても仕様がない。そう結論付けゆるゆると十二宮の丘を上がっていると、珍しく滞在している昔馴染みの知己が己の宮の前庭にいて「シオンよ」とにやり。お主の養い子が怒り心頭といった風情で通っていきおったが、何があった?と問うてきた。
  「教皇さまが。横暴が過ぎて弟子に呆れられぬようにせよ」
  「詰まらぬ事。我等師弟は至って良好。要らぬ世話よ」
 つん、と言い返すがまだにやにやと笑んでいる小憎らしい知己には明日の酒を約束して宮を抜け暫く。通るたびにされる礼を軽くいなして十二番目の宮まで来ると、主が女神へ献上する白薔薇を摘んでいた。その様子を横目に己の宮に帰ると、夕にはまだ少し間がある時間だ。

 

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