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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

花[秋せつら 浪蘭幻十]

もー三か月くらい文字書いてなかったのでリハビリしてます。忙しいんですがその忙しさがちょっといつもと違っていて頭の7割がそっちに集中って状況です。新しいことってほんと自分が思っているより緊張しているみたい。大抵半分冗談でひきこもりって自称してますが、このたびはちょっとマジです。引きこもりっていうか、疲れてなにもできない感じ。

 

とはいえ夏休みであります。もうすでに後半ですけど夏休み。きっと体の疲れは解消してるんじゃないでしょうか。心的にはどうだろうなあ…休み中は極力仕事の事は考えたくないんですが…。

前にちらっと書いたかもしれないとある画策事ですが、近々宣伝したいなあと思っています。羊師弟アンソロジーです。わーいわーい!アンソロの主催をやってみようと思い立ちました。わーいわーい!(*´Д`*)!今回のアンソロは仲良くさせていただいております方々とチベット料理を囲んでいた時に盛り上がりまして、主催が不慣れなこともあり少数での企画となりました。慣れたら公募なるものにもチャレンジしてみたいなあ。

 

というわけで頭を萌えに萌えにと戻していた時にふと浮かんだ魔王伝です。ただいま進め中ですが冒頭をストレス解消に乗っけてみます。だだ打ちです。

 

 

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 最近、幼馴染の家も近代化が進んだらしく家業の帳簿やらなにやらをPCで管理し始めたらしい。この前も割れた煎餅を手土産に尋ねたらすっかりPCに嵌っていた。正確にはインターネットに。

「お前が甘やかすから」
「…いえ、その様な事ではございませんで」
「あんまりグロいのは見せるんじゃないよ」
「はてその様なもの、ございましたか」

 まあ、グロいと言ってもあくまで世間一般の話だ。指一本で血肉の散華を撒き散らす事も容易い魔人達が何を言うものか。それはさておき従者が「そろそろ病院へお連れしようと思っております」と呟いて、やっと真顔になった老舗の店主であった。

「…何があった?」
「眠っております」
「数日を土で眠るのは何時もの事だろ」
「此度は花が咲いております」
「遠回しな言い方はよせ」

 手にしていた長い箸をざくりと炭に刺し、目を細めた店主に応えた従者の抑揚の無い声が「我が主のお体には今、花が咲いておりますのです」と言ったのだった。

 

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