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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

たわごと:なんとなくなんとなく

砂吐くような甘っあま羊がほしい…もうバカップルとか超越してしまえばいい。つっこむのもばからしくなっちゃうくらいのラヴラヴっぷりを見せ付けて欲しい。

くそおおおおおお仕事が邪魔をするのだああああ!のストレス発散にだだっと打ちの羊の毛刈り。

 

***

 そのまま中庭に連れられ向かい合わせに座らせられたのは師の膝の上だ。師は弟子を胸に寄せとろりと流れる弟子の髪を一括り、また一括り。数回に分けて己の腕に巻き付け長さを見極めた。

「この辺りで良かろうか」

 独り言の様な呟きとともにさくり。鋭い刃先で躊躇なく切り落とされた髪は丁寧に束となりそっと布に置かれていく。その様子を師の喉元からちらり眺める弟子は擦り寄り目を閉じる。「これ、動くと目測りがぶれようが」「ではここにこうしておりましょう」とくすりくすりと笑み合いながら髪などこの師にすっかり預け切っている。大体の長さが決まれば後ろを横をまた前を向かされ、さらさらと整えていく師の指であった。

「師よ」
「この辺で良いだろう」

 そのひと言とともに改めてするりと腕に抱き留められた。「さて、この塩梅を確かめねばならぬ」と耳元で囁かれれば、その意図を察した身がぞくり。「明るいうちからこの師は何を」と一応は咎めて見せる弟子であった。

 …等と、赤裸々に言わなければならない訳ではないのだが。

 何心など無い無邪気な女神はにっこりと白羊宮の主の返事を待っている。さて何と答えよう、行ったことの無い場所の名など言えぬ。いっそとこと「己の仕出かしです」とでも言っておこうかと思ったところでざわ、と周囲が揺れた。

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