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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

たわごと:書ける時に

書いておきたい!多分今週はちょっと落ち着いている筈。しかし三連休はどうかなー…月曜日なあ…。月曜日っていうより、その週に稼働日数4日つうのがね…。あああ早く宝くじ当てて聖闘士になりたいっ←?

そういえばpixivですけど予約投稿できるように!って言うから見てみたんですけどイラストだけでした。えーーーなーにーそーれー。しかし例えば人気ジャンルのキャラ誕に皆一斉にアップか…。サーバーちゃんと強化してるのかな。人気と言えば今おそ松くんが流行ってるんですね見たこと無いですが。聞くところによると「育った四つ子達が世間の荒波にすっかり洗われてゲスな事してます」との事。いやこれ会社の同僚の言葉です。しかし当方あれだけ流行ったエヴァとか進撃の巨人とか振り返ると見てない…。今度みるかーと思いつつその今度が無いのである。

 

羊誕小話がちょっと進んだ!やっぱ連休は偉大です。ストレス発散にちょびっとフライング!

 

 

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 言われ己の手にある花を見る。白い花だ。何の変哲も無い、そこらに咲いてそうな白い花びらに黄色い核を持つ。それを数本知己に掲げ「なに?」ともう一度。びんとこない顔で首を傾げた白羊宮の主に「それを墓前に?」と処女宮の主は何かを思い出したように呟いた。

「あれは君か」
「あれ?」
「その花」

 乱の後、歴代の教皇が弔われている墓地の奥、豪奢な花が嵐に撫でられたか散々に散らばっていた中にぽつりと置かれた野に咲く様な花が数本。それが妙に気になって処女宮の主の記憶に残っていたらしい。「どこかで摘んできたのかね」と問われ「ジャミールの、里に春に咲く」と白羊宮の主が笑う。

「初めて見た白い花がこれだった」
「そうか」
「12番目の宮にも、先日に女神がお手にしていたゆり、なる花も私には」

 大袈裟すぎる。そう言って歩き出す白羊宮の主の後を付いて行くのには他意は無かった。ここ数ヶ月を冷たい風に嬲られていた聖域にも春が来た。数日前の嵐が冬を蹴散らし春を呼んだ。黄道に陽が廻り、一巡。始まりの宮に陽が入る季節。

「春は君らの季節だね」
「そうとも言うか」
「12宮の一つ目に陽が戻り、また始まる」

 友と丘を下り、他愛無い話をぽつりぽつり。白羊宮は兎も角、滅多に姿等見せない処女宮の主の登場に丘の麓に集う白銀青銅にぴしり、緊張が走っているが構わずに目指した先は聖域の端。古い柵にぐるりと囲まれた聖域の墓所は奥に行くほど位が上がる。青銅白銀、そして黄金が眠る所を過ぎて、ひときわ広い場所は聖域の長が眠る墓地だ。そこの一番新しい区画に近付くと地から何かが這い出たかのようにぼこりぼこりと土が波打ったままだ。「直さぬのかね」と聞かれ「このままで」と返す。

「全ての方が付くまでは。ここは最後で良いと」
「生きてある者に墓等」
「死した事、一度は冥界に膝を折った事」

 それを己の生の中で、忘れぬ様にと。

 

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