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黄金聖闘士二次創作とたまにたわごと。ほとんど腐。羊師弟と兄さん's傾向。最近メモ化。お気軽にお声掛け頂けたら嬉しいです。

たわごと:雨がすきです

落ち着きますよねー。適当にチャイでも入れてだらだら動画とか見てるのが幸せです。そういえば「雨の言葉辞典」って本を持っています。雨に纏わる言葉とその意味が50音の順番に書いてあるって本です。方言から季語まで、気象庁用語まで。読むと本当に雨の日にのんびり過ごした気分にしてくれますよ。親には前に「何が面白いの?」と聞かれましたが。

 

ちょこちょこ書き進めてます。本編です。本編?って言っていいのか。書いている本人はこれ原作沿いですって思ってますがきっと違いますね分かります…わかりますとも…。もうすっかり開き直って進めてみますが、捏造の最たるものがジャミール一族設定だって今気付きました。すごい捏造なんですけど、捏造ついでの先の先まで見届けたくて、一族の話も書きたいです。といってもですね、肝心の羊師弟は多分名前しか出てきません。いやあこれってなんていうんでしょう…三次?

 

今進めてい本編の冒頭あたりをストレス解消のフライング。

猊下が偉ぶってるのが好きなんです(*´Д`*)

 

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 騒ぎから離れ常の座に戻り、独り言の様に呟いたのは教皇シオンである。全く憶えているという事は厄介なもの、冥界の者どもが好んでやっている我等聖闘士を陽のひと筋も届かぬ闇の底、神代の凍土に閉じる方策もあながち間違ってはおらなんだ、等と聖域の長にあるまじき事のひとつやふたつは口を滑らせてしまいそうにもなるものだ。それにしてもあと数刻で女神へご報告に上がらねばならぬと教皇シオンは溜息を吐いた。肘掛に投げ置いた右手を顎に寄せ、法衣の裾捌きも大きく足を組み、深い思案に目を細めている。どうしたものかと思うのは女神の弟への情なのだ。ご自身の弟の属を強く引く双子座の下を女神は大層お大事にされ、いや率直に言うと甘い。此度の事も場合によってはしかるべき機関を設け査問せねばならぬものを、しかし。あの女神が易々と弟を差し出す訳が無い。所詮人の道理等神にはくどくどと賢しらだった言葉遊びとしか思われぬのだから。

 講和会議の初めては、脆くも失敗に終わった。救いはあの場に聖域の長がいなかった事、場を教皇の間、或いは謁見の間ではなかった事である。それをしたのは今日を公式とするにはどうにも不穏が先に立つと判断をした聖域側の段取りであった。「…急ぎ過ぎたか」と教皇シオンが呟いた。

 

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